突然ですがアルプスの少女ハイジというアニメをご存知でしょうか?
そうです、「クララが立ったッ!!!!」で有名な国民的アニメです。
実はアルプスの少女ハイジとグリーンウッドワークは深いつながりがあったことをご存知でしょうか?
アルプスの少女ハイジからグリーンウッドワーク、どんな繋がりがあるのでしょうか。見ていきましょう。
目次
グリーンウッドワークとアルプスの少女ハイジのつながり?
グリーンウッドワーカー的に何がいいたいのかというとですね、
あのアニメの中でおじいさん(オンジ)がたびたび使っている道具、それが削り馬という装置なんです。
そもそも削り馬とは?
英語だとShaving Horseです。
シェービングShaving=削る
ホースHorse=馬
そのまんまですね^^
道具としては、両足の力で材料を抑えて専用の刃物(ドローナイフ)で削るためのものです。
削り馬の使い方は?
↓削り馬で木材を削ってあたらしく削り馬をつくる動画です。
意外と簡単につくれるのでやってみてください。一台あると木べらやカッティングボードなども捗るかと思います。
削り馬の相棒、ドローナイフ
ドローナイフは日本だと銑(セン)と呼ばれていて、桶職人が使用します。
ヤフオクや古道具屋に行けばみつかるかもしれません。
福島県のグリーンウッドワーカー、crafthouseの井丸さんが自ら制作されているので、facebookページから問い合わせてみるのもおすすめです。
生木ラボも一度井丸さんに直接ナイフメイキングを教わったことがあり、crafthouseの施設や周辺の環境もひっくるめて、グリーンウッドワークが生活に息づいている日本では稀有な存在だと思います。
話がそれました。講座の様子を振り返りましょう。
材料の採取のため森へ
事前に伐採しておいたミズナラの丸太をとりに行きました。
ナラ枯れ被害にあった立木だったので割ってみると確かに穴だらけでした。
マンリキで丸太を割る
生木の丸太は相当重いので、現地で割ってから持ち帰ります。
削り馬とドローナイフで材料を加工していく
両足を踏ん張り材料を抑えて、両手で持ったドローナイフで材料を削っていきます。
4台の削り馬を自作して受講者に使っていただきました。
グリーンウッドワーク研究所さんが折り畳み式の削り馬を販売されているので、
気になる方はチェックしてみてください。
https://greenwoodworklab.jimdo.com/shaving-horse/
均等な厚みに削っていき、ドローナイフでしあげます。
ガタガタしないように微調整して行くのがなかなか難しいですね。
これはカエデです。とても綺麗な木目に一同、うっとりでした。