ながはま森林マッチングセンターさんからご依頼いただいたグリーンウッドワークの企画です。
早いもので今回で3回目、生木でつくる豆皿です。
彫る部分も少なくフックナイフの練習にいいテーマですし、ちょっとしたお菓子やおつまみを盛るのにいいサイズ感。
ひとつつくるともうひとつ、さらにもうひとつと欲しくなるのがこの豆皿です。
みんなでワイワイつくると時間が過ぎるのもあっという間!
ということで今回も当日の流れを振り返ってみます。
動画の簡易版がないので目次形式でご覧ください。
目次
会場に集まって作業の流れを確認
材料調達のためクルミの立木を伐採
豆皿のサイズに応じて丸太の玉切り
丸太の芯を中心にして半分に割る
材料を斧にあてがい、木槌で叩いて割ってもいいし、マンリキ(長い柄がついたナタ)=英語ではFroe(フロウ)で割ってもいいです。
ある程度直径の大きい丸太を均一な厚みの板に割るときはマンリキの方がうまく割れるかと思います。
樹皮を剥ぐとわかる生木らしさ
伐採してまもない木は水分を豊富に含んでいます。
さらに今回は8月、夏真っ盛りです。
木も生きるために水分を根っこから吸い上げまくっているワケです。
なおさら樹皮も剥がれやすいんですね。
どことなく人間の皮膚のような生々しさがちょっぴりグロテスクです。
生きてる!という雰囲気がビンビンしてきて、無駄にはできないなと毎回思わされます。
斧で荒削り、フックナイフで掘り込み、ストレートナイフで整形して完成
写真がないので飛びますが、みなさん時間内に完成することができました。
お箸やスプーンはこだわりを追求していくうちに時間切れ、ご自宅での宿題となるパターンがありましたが、
豆皿は自由なかたちで削ってもしっくりくる、おさまりがいい形なのかもしれません。
編集後期
豆皿です、と説明するんですが、なぜか毎回大皿に挑戦する参加者がいます。笑
不思議と男性女性問わず、積極的な方に多いような気がします。
ただ彫る面が広くなるとフックナイフではなくノミを使った方が効率的だったりもするので、
作業は大変になるけど時間がかかって仕上がりもいまいちになる傾向があります。
食卓では手彫りの大皿、オーバル皿なんかも重宝すると思うので、
時期をみて紹介して行ければと思います。
それではまた別の記事でお会いしましょう!