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週末森びと養成講座グリーンウッドワーク編2回目(スプーン)

週末森びと養成講座グリーンウッドワーク編、スプーンの回を開きました。

 

7月でしたが今年は長引く梅雨の影響でムシムシとしていました。

 

などと書いておりますがこの記事を書いているのは2020年の10月11日。

 

3ヶ月も前のおぼろげな記憶を頼りに書き起こしています。

 

当日の様子をさくっと知りたいという方のためにダイジェスト動画を紹介しておきます↓

 

 

 

ネムノキを伐採するところから始まり参加者の皆さんと一緒にステップバイステップで制作を進める様子をご覧いただけます。

 

動画をみつつスプーン作りでポイントとなる箇所をいくつか書き残しておきたいと思います。

これからスプーンづくりを始めるよ、という方は目を通していただくと役に立つかなと思います、よろしくお願いします。

 

 

グリーンウッドワーク流!木のスプーンのつくり方

簡単にいうと3ステップです。

1、枝や丸太を斧で半分に割る。

2、斧でスプーンの形に荒削りする

3、2種類のナイフ(ストレートナイフ&フックナイフ)で仕上げていく

 

上達のコツは斧でできるだけ荒削りすることだと思います。

斧と仲良くなれると早く楽しく美しいスプーンがつくれるようになるかと思うんです。

 

フックナイフ?なにそれおいしいの?

スプーンのさじ部分、へこんだ部分ですね、

このくぼみを彫るナイフをフックナイフといいます。

初心者の方はうまく使えない、、という方が多い印象です。

が、これもコツをつかめば決して難しいことはありません。

慣れてくれば豆皿や小皿もつくれる便利な刃物です。

 

衝撃!?サジ部分はそんなに深くない…

スプーンというとサジ部分がしっかり彫られているイメージがあるかもしれませんが、

実はそんなことはないんです。

身の回りで使っているスプーンを観察してみてください。

ね、そんなに深くないでしょう。

スープスプーンでない限り、さじ面が深すぎると口からの”抜け”が悪くなります。

 

首の皮一枚にならないよう慎重に。

スプーンの持ち手=柄からさじ部分とをつなぐ箇所を首と呼びます。

木目の流れが交わる箇所なので、切れない刃物で挑戦するとささくれが取れずに削れば削るほどドツボにハマる場合があります。

そのままいくと首が細ーくなって、気がつけば時すでに遅し。という事態に。

逆目が立ちにくいナイフワークもある(と思ってやってます)ので、追々紹介できればと思います。

 

スプーン”を”食べるのではなくスプーン”で食べる

分厚いスプーンを使うとあたかもスプーンを食べているかのような気分になります。

スプーンを食べたい方以外は気にならない薄さを目指して削りましょう。

削りつつ、たまに口に入れて確かめるのもいいかと思います。

 

切れる刃物とナイフワークの習得が9割

木工を全般に言えることだと思いますが、よく切れる刃物を使うことがとても重要です。

切れない刃物は無理な力を必要とするのでコントロールも効かなくなり、重大な事故の元になります。

ナイフの研ぎは死ぬまで完璧にならないと思うので、まずは見よう見まねでどんどん挑戦していくのがいいと思います。

それからグリーンウッドワークには体系的にまとめられたナイフワークがあります。

日本の小刀を使う場合は“押す”系のナイフワークになりますが、グリーンウッドワークの場合は“引く”系のナイフワークも多数あります。

スウェーデンの伝説的な木工芸家であるヴィッレ・スンクヴィストの著書もありますが日本語訳されていないので、まずはこちらの本で勉強するのがいいと思います↓

 

 

 

 

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